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釜山博物館

主要所蔵品

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釜山、慶南地域の徳川洞、老圃洞古墳群、金海邑城遺跡などから出土した発掘埋蔵文化財10,000点以上を始め、購入分10,000点以上、寄贈分8,000点以上、収集分360点以上など全体の所蔵遺物は総計32,000点以上となります。現在、展示室には先史時代から現代(1953)にいたるまでの釜山地域の歴史と民俗関連遺物を中心に各種文化財1,500点以上を展示しており、外部の野外展示場には塔、仏像、碑石など40点以上の石造物が展示されています。


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  • 尚州安水寺銘 銅鐘

    尚州安水寺銘 銅鐘썸네일
    忠北・堤川付近で出土したと伝えられている中型の銅鐘であり、国内に現存する高麗鐘のうちでは比較的保存状態が良好である。正面には「丁巳年七月日 尚州 安水寺」という文字と鉄鐘を鋳成したいわれが刻まれており、「鋳鉄鐘がひび割れて使用できなくなったために真鍮40斤を合わせてこれで鐘を鋳造して寺に奉る」と鋳成内容がある。また後ろの発願文には僧俗名と匠の有先が作ったという内容が刻まれており、この銘文を通じて慶尚北道尚州安水寺の銅鐘であることがわかる。形態は、梵鐘の一般的な形態と同じであるが、つき座とつき座の間に菩薩坐像を配置している点が特異である。   
  • 銅把頭(釜山広域市指定有形文化財 第20号)

    銅把頭(釜山広域市指定有形文化財 第20号)썸네일
    把頭は、銅剣や鉄剣の持ち手の先に取り付ける一種の装飾で、材質は石、青銅、土で作られるなど様々だが、青銅で作られたものが最も多く発見されている。4頭の馬は素朴ながらも形態の要点をよく表現しており、四角の柱状の軸形体や大きさとも調和をなしている。表面には黄緑色の銅緑がつけられ、玉のような美しい光沢を発散している。年代は、1世紀ごろと推定され、韓国の初期金属文化の様相を明らかにする重要な資料である。現在市立博物館福泉分館で保存・展示している。  
  • 李徳成肖像及び関連遺物一括(宝物 第1501号)

    李徳成肖像及び関連遺物一括(宝物 第1501号)썸네일
    『李徳成肖像』を始めとして、『白牌』、『紅牌』、『教書』、『諭書』、『教旨』、『教牒』、『試券』、 『慈懿大妃玉冊』、『蓬莱別章帖』、『獻陵大王神道碑銘』など朝鮮の粛宗王の文臣である李徳成(号は盤谷)と関連した遺物121点である。代表的な遺物である『李徳成肖像』は、李徳成が42歳のときの真影で18世紀初頭の功臣図像であり、これは当時の肖像画研究の重要な事例である。一方、『慈懿大妃玉冊』は、1687年(粛宗13年)萬壽殿火災により破損したものを改修する際に李徳成が新たに書き記したもので、『蓬莱別章帖 乾・坤(上下巻)』は、東萊府使再任期であった1688年、相臣・官職者・文人・名士・親戚等からの慶賀文や激励文を集めた書簡文集である。現在、釜山市立博物館朝鮮室と寄贈室で展示している。  
  • 福泉洞古墳群 靴型土器

    福泉洞古墳群 靴型土器썸네일
    5世紀中盤に編年される福泉洞53号墳副槨から出土したもので、中間にサンダル型の装飾が付着したものである。靴の中には半球型の杯がついていて、靴の上部には2本の紐があり、上部と本体の連結は四方に向かって5本の紐が垂直に本体に下ろされている。靴の上部の紐には格子文が部分的に刻まれている。この土器は皮でできた履き物の装飾をした高杯で、当時の人々の履き物の文化を知るよい資料である。  
  • 白磁鉄画龍文壷

    白磁鉄画龍文壷썸네일
    この壷は、家庭で蟹の塩辛やアミの塩辛などを漬けるのに使用されていた朝鮮中期の大きな白磁壷で、酸化鉄顔料を使用し、表面に龍と唐草を描いてある。陶磁器に描かれた龍がまるでムカデのように表現されるなど、抽象的ではあるが生き生きとした諧謔的な描きぶりは、当時、絵画的で事実的な表現を追及していた京畿道廣州の中央官窯産とは異なる地方民窯産の独特な特徴をよく表している。  
  • 御前濬川題名帖

    御前濬川題名帖썸네일
    英祖36年(1760年)に実施された開川(現在のソウル市清渓川)の濬川(汚物や土砂がたまって水路が詰まるのを防ぐために国家が行う河川清掃及び補修作業)儀式を記念して描いた書画帖で、濬川所座目(濬川所官員の名簿や濬川に動員された人員に関する事項を記録した本)、2枚の絵(水門上親臨観役図、暎花堂親臨賜膳図)、御題、そして御題に韻を踏んで応えた臣下らの詩16編の順となっている。